ガールズちゃんねるで開示請求されたら?自分の書き込みの削除方法は?弁護士が解説
ガールズちゃんねるは匿名性が高い掲示板型コミュニティサイトですが、開示請求により投稿者を特定することも可能です。
開示請求された場合は、被害者から刑事上または民事上の責任追及がなされ、数十万円から数百万円といった損害賠償請求を受けてしまうこともあります。
こうした事態を防ぐためには、早期に自分の書き込みを削除すべきこともあります。
※2024年10月4日、ガールズちゃんねるのご相談が増えています。手遅れになる前に今すぐ『メディアを見た』とお伝えした上でご相談ください。
ガールズちゃんねるで開示請求される事態を防ぐためには、運営への削除依頼のほか、弁護士に依頼をして、早めに自分の書き込みを削除しておくことが大切です。
ガールズちゃんねるへの書き込みによって開示請求を受け、プロバイダから意見照会書の届いた場合の対処法について相談したい方は、発信者情報開示請求に強い弁護士法人 法の里にご相談ください。相談無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
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2009年弁護士登録(東京弁護士会所属)
ガールズちゃんねる・爆サイ、5ちゃんねる等の掲示板やSNSでの削除、発信者情報開示請求を得意としています。状況を分析、解決策のご提案します。
ガールズちゃんねるとは
ガールズちゃんねるは、株式会社ジェイスクエアードが運営する「女子の女子による女子のためのおしゃべりコミュニティ」で、女性向けの交流サイトとしては国内最大級のアクセス数を誇っています。
ガールズちゃんねるの特徴
ガールズちゃんねるは、トピックを立てたり、気になったトピックを探してコメントを投稿する形で意見交換を行う掲示板型のコミュニティサイトです。
トピックは、ニュースやテレビ番組、ドラマの実況や感想、メイクやコスメ、ダイエット、夫婦、デート、婚活など多岐にわたります。人気のトピックだと数万件単位のコメントが寄せられるなど大変活発なやり取りが行われています。
トピックの投稿は承認制になっています。
多くの女性が興味を持つ話題か、コメントしやすいか、読んで面白くなりそうか等の観点から運営が承認したトピックのみが公開されてコメントできるようになります。
単なる悪口だけになりそうな話題は非承認になる等、問題のあるトピックは反映されない仕組みになっています。
トピックに対するコメントの投稿は比較的簡単に行うことができます。
匿名で投稿することもできますし、なりすまし防止のためにIDを表示することもできます。
ガールズちゃんねるのトピックやコメントを投稿した人は特定できるのか?
ガールズちゃんねるのトピックやコメントは匿名性が高いために、投稿した人は特定できないのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、ガールズちゃんねるの掲示板を見ただけでは、誰が投稿したのかは分かりませんし、運営に問い合わせても投稿者の個人情報を聞き出すことはできません。
ただ、ガールズちゃんねるの書き込み内容が誹謗中傷による権利侵害等に当たる場合は、発信者情報開示請求や発信者情報開示命令申立といった裁判手続を利用することにより、投稿者を特定することも可能です。
ガールズちゃんねるの書き込みについて開示請求されたら?
ガールズちゃんねるのトピックやコメントにより、誹謗中傷による権利侵害等を受けた被害者は、弁護士に依頼することで、発信者情報開示請求や発信者情報開示命令申立といった裁判手続により、投稿した個人の特定を試みることがあります。
開示請求が進んでいる場合は、弁護士が関与しているケースが多く、投稿した個人を特定したうえで、刑事上または民事上の責任を追及しようとするのが一般的です。
開示請求後に追及される責任の内容
開示請求が認められて投稿者が特定されると、刑事上または民事上の責任を追及されてしまいます。
刑事責任の追及としては、以下のような例が挙げられます。
● 名誉毀損罪:人の評価を低下させる事実を投稿した場合です。真実か嘘かは問いません。(例:不倫している、前科持ちだ等)
● 侮辱罪:具体的事実を挙げずに人を侮辱する内容の投稿をした場合です。(例:バカ、無能等)
いずれも親告罪なので、投稿しただけで逮捕されるわけではありませんが、被害者が投稿者を特定したうえで告訴した場合は、逮捕される可能性もあります。
民事責任の追及としては、トピックやコメントの投稿により精神的苦痛を被ったとして、慰謝料請求がなされるのが一般的です。具体的な金額については事例ごとに異なりますが、慰謝料に加えて弁護士費用も請求されることが多く、数十万円から数百万円といった支払いを求められてしまう可能性もあります。
開示請求が行われているかどうか知る方法
被害者が開示請求を行っているかどうかは、プロバイダーから「発信者情報開示に係る意見照会書」が届くことにより判明します。
意見照会書が届いたら、発信者情報開示に同意するか拒否するかの対応が必要ですが、回答しない場合は拒否と同じ扱いになります。ただ、拒否すれば開示されないわけではなく、裁判手続が進行すれば、いずれ開示されてしまい、投稿者個人の特定が可能になります。
裁判所が開示を認めるケースは、トピックやコメントの投稿内容が、名誉毀損、侮辱に当たる場合のほか、著作権や肖像権、プライバシー侵害に当たるような場合も考えられます。
そのため、意見照会書が届いたら、今後の対応策を考える必要があるので、できる限り早く弁護士に相談すべきです。
どんな些細なことでも相談は無料ですので、お気軽にお問合せください。
ガールズちゃんねるの自分の書き込みの削除方法は?
ガールズちゃんねるの自分の書き込みを削除する方法は次の2通りです。
● 自分で削除する方法
● 弁護士から「送信防止措置依頼書」を送る方法
それぞれ解説します。
自分で削除する方法
ガールズちゃんねるのトピックやコメントは投稿者自身が直接削除できる仕組みはありません。
投稿を削除するには、「トピックのタイトルとURL」「コメント番号」「削除を要請する理由」の3点を記載したメールや文書を運営宛に送るしかありません。
削除するかどうかは、運営の判断次第で、その基準については、「違法もしくは不適切な投稿、画像、リンク等」ならば、早急に削除などの対応をするとあるだけで、具体的には示されていません。
弁護士から「送信防止措置依頼書」を送る方法
プロバイダ責任制限法に基づく法的な手段を用いて削除要請を行う手段としては、弁護士から「送信防止措置依頼書」を送る方法があります。
送信防止措置依頼書は、本来、被害者側からサイト運営者等に対して、誹謗中傷等の書き込みを削除するように要請する文書です。
運営者が送信防止措置依頼書を受け取った場合は、投稿者に投稿内容を削除してよいか意向確認します。投稿者から反論がない場合は、削除等の送信防止措置を行います。
このように本来は、被害者側から削除要請するための法的手段ですが、投稿者が自分の書き込みを削除する手段としても応用できます。
どんな些細なことでも相談は無料ですので、お気軽にお問合せください。
まとめ
ガールズちゃんねるの掲示板は、匿名性が高いため、思ったままにトピックやコメントを投稿しがちで、ある人に対する名誉毀損、侮辱、肖像権やプライバシー権の侵害に当たる書き込みをしてしまうこともあるかもしれません。
このような書き込みをしてしまった場合は、相手が投稿者に刑事上及び民事上の責任を追及するために開示請求を行ってくることもあります。
実際に開示請求されてしまった場合は、弁護士に相談して対処する必要があります。また、開示請求される事態を防ぐためにも、運営に削除依頼を出し、あるいは弁護士に相談し、早めに対処することが大切です。
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ガールズちゃんねる・爆サイ、5ちゃんねる等の掲示板やSNSでの削除、発信者情報開示請求を得意としています。状況を分析、解決策のご提案します。