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ママスタで開示請求されたら?自分の書き込みの削除方法は?弁護士が解説

2024年9月7日


ママスタでのトピックやコメントへの書き込みが名誉毀損、侮辱、肖像権やプライバシーの侵害に当たる場合は、誹謗中傷等を受けた人が裁判手続を利用して開示請求を行うことがあります。この場合、投稿者は民事責任、刑事責任を問われてしまう可能性があります。

※2024年11月21日、ママスタのご相談が増えています。手遅れになる前に今すぐ『メディアを見た』とお伝えした上でご相談ください。

ママスタで開示請求される事態を防ぐためには、運営への削除依頼のほか、弁護士に依頼をして、早めに自分の書き込みを削除しておくことが大切です。

ママスタへの書き込みによって開示請求を受け、プロバイダから意見照会書の届いた場合の対処法について相談したい方は、発信者情報開示請求に強い弁護士法人 法の里にご相談ください。相談無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修者

弁護士:髙橋 健一

弁護士:髙橋 健一

2009年弁護士登録(東京弁護士会所属)
ママスタ・爆サイ、5ちゃんねる等の掲示板やSNSでの削除、発信者情報開示請求を得意としています。状況を分析、解決策のご提案します。

ママスタとは

ママスタは、株式会社インタースペースが運営する、「ママ」を対象とした情報サイトです。月間1,200万人以上のユーザーが利用しており、子育て・生活関連ニュースのほか、ママたちが情報交換したり交流することができる「ママスタコミュニティ」が用意されています。

この記事で取り上げるママスタとは、「ママスタコミュニティ」のことです。

ママスタは誹謗中傷に走りやすい


ママスタは、社会問題やファッション・美容など、ママの日常のあらゆる事柄について活発に情報交換することを目的とした掲示板型のコミュニティサイトです。

一つのトピックに対して6ケタ台のコメントが付くこともあるなど、原始的なコミュニティサイトでありながら、活発な書き込みが行われています。

コメント投稿欄の近くには、

● 利用ルール・禁止事項をご確認ください
● 誹謗中傷、個人情報、プライバシーを侵害する投稿は禁止しています。
● また誹謗中傷においては、法改正により投稿者の情報開示について簡易な裁判手続きが導入されております。
● 人が傷つく不快になる内容ではないですか?

こうした注意書きが並んでいますが、過激な投稿がなされることもあります。

ニックネームなしでも気軽に投稿できることから、思ったことをそのまま投稿してしまう方も多いとみられ、誹謗中傷に走りやすい面があると考えられます。

ママスタの書き込みについて開示請求されたら?


ママスタに投稿した人が、どこの誰なのかは、ママスタに問い合わせても教えてもらうことはできません。

ただ、誹謗中傷されている人が、そのコメントを投稿した人を特定したいと考えた場合は、弁護士に依頼し、発信者情報開示請求といった手続を利用することにより、特定することは可能です。

相手が発信者情報開示請求を行っているかどうかは、一般的に投稿した人のもとに、プロバイダーから「発信者情報開示に係る意見照会書」が届くことで判明します。

意見照会書が届いた場合は、同意するか拒否するかの対応が必要です。無視することもできますがこの場合は拒否と同じ扱いになります。
ただ、拒否すれば、あなたの身元が特定されないわけではなく、相手が裁判手続を進めて、裁判所に開示請求を求め、裁判所がこれを認めた場合は、あなたの身元が判明してしまいます。

この場合、相手はあなたに対して、民事責任と刑事責任を追及してくる可能性が考えられます。

裁判所が開示を認めるのは次のようなコメントを投稿している場合です。


● 名誉毀損に該当する場合(例:不倫している、前科持ちだ等、具体的事実を上げて第三者の評判を貶める内容の書き込みをした場合です)
● 侮辱に該当する場合(例:バカ、無能等、具体的事実を上げずに第三者の評判を貶める内容の書き込みをした場合です)
● 肖像権を侵害している場合(例:隠し撮りを公開したり、限定公開しているものを勝手に投稿する場合です)
● プライバシーを侵害している場合(例:本名や住所などの個人情報や個人の行動を詳細に記録したものを投稿するような場合です)

民事責任を追及されてしまうと、慰謝料だけでなく弁護士費用も併せて、数十万円から数百万円といった請求を受ける可能性があります。

刑事責任についても、名誉毀損、侮辱罪などで逮捕され、3日から23日間といった期間、身体拘束を受けてしまうこともありますし、起訴されてしまうと執行猶予付きでも前科が付いてしまう可能性があります。

どんな些細なことでも相談は無料ですので、お気軽にお問合せください。

ママスタの自分の書き込みの削除方法は?


ママスタの自分の書き込みを削除する方法は次の2通りです。
● 自分で削除する方法
● 弁護士に依頼する方法
それぞれ解説します。

自分で削除する方法

自分で削除する方法としては、コミュニティヘルプで紹介されている方法に従って、トピックやコメントを削除することが挙げられます。
なお、トピックやコメントの削除は、「投稿完了から5分以内」に限定されています。

時間が経過してから削除したい場合は、運営に通報するしかありません。通報を受けての削除は、ママスタコミュニティの削除基準に該当しているかどうかによります。運営の判断によっては削除してくれないこともあります。

弁護士に依頼する方法

プロバイダ責任制限法に基づく対応です。本来の使い方は、次のとおりです。

まず、サイトで誹謗中傷等を受けた被害者側が弁護士に依頼し、送信防止措置依頼書をサイトやサーバー運営者に送付してもらいます。

運営者は削除すべき内容かどうか判断し、投稿者に対しても意思確認を行います。

そして、投稿者から反論がない場合は、削除等の送信防止措置を講じるというものです。

つまり、本来は、被害者から削除を求めるための法的手続きですが、加害者側が自分の書き込みを削除するための手段としても応用することができます。

まとめ


ママスタのコミュニティのトピックとコメントは匿名性が高いため、思いのままに投稿してしまい、ついつい、相手を傷つけるような内容を投稿してしまうことがあるかもしれません。

しかし、掲示板への書き込みだけでも、相手方が本気で怒っている場合は、弁護士に依頼して、開示請求を行うことがありますし、民事責任、刑事責任を追及してくることもあります。

特に民事責任を追及された場合は、数十万円から数百万円といった請求を受ける可能性もあります。

ママスタで開示請求される事態を避けるためには、早めに自分の投稿を削除することも検討すべきです。

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この記事の監修者

弁護士:髙橋 健一

弁護士:髙橋 健一

2009年弁護士登録(東京弁護士会所属)
ママスタ・爆サイ、5ちゃんねる等の掲示板やSNSでの削除、発信者情報開示請求を得意としています。状況を分析、解決策のご提案します。

ネット上の誹謗中傷、1日でも早く削除したいなど、困ったことがあれば、被害が大きくなる前にまずはご相談ください。

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